カンディード(読み)かんでぃーど(英語表記)Candide ou lOptimisme フランスの啓蒙(けいもう)思想家ボルテールの哲学小説。1759年刊。原題は『カンディードまたは楽天主義』。純な心の持ち主カンディードは、師で、ライプニッツ流の最善説(予定調和説)の信奉者パングロス博士を信じているが、男爵の娘キュネゴンドへの恋心が災いし城から追われたのち、彼が世の中で遭遇したのは、戦争、大地震、異端審問所等々で、師の説をことごとく裏切るものばかりであった。キュネゴンド嬢に運よく一命を救われたカンディードは、2人で南米に渡るが、この地でも異端審問の追及が待ち構えていた。ついに、この世の黄金郷エル・ドラドにたどり着くが、無目的に人生を過ごすことのできない主人公は、ヨーロッパに戻り、そこで自らの畑を耕し幸福に暮らす老人を見て、「われわれの庭を耕さねばならない」と悟る。機知と皮肉を利かせた独特の文体で、空疎な形而上(けいじじょう)学を退け、実践的叡知(えいち)を説いた傑作である。 (日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)より
ヴォルテール著 A.E.マルティ 挿絵
「CANDIDE ou LOPTIMISME」カンディード
発行年:1937年
サイズ(約):19.5cm × 13cm × 1.5cm
ページ数:152ページ
挿絵数:15葉
クリュニー書房刊行
フランス装
59番
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◆状態◆
外側に痛みはありますが、内側は書き込み破れ外れなく
綺麗な状態です。挿絵も綺麗です。
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カンディード(読み)かんでぃーど(英語表記)Candide ou lOptimisme
フランスの啓蒙(けいもう)思想家ボルテールの哲学小説。1759年刊。原題は『カンディードまたは楽天主義』。純な心の持ち主カンディードは、師で、ライプニッツ流の最善説(予定調和説)の信奉者パングロス博士を信じているが、男爵の娘キュネゴンドへの恋心が災いし城から追われたのち、彼が世の中で遭遇したのは、戦争、大地震、異端審問所等々で、師の説をことごとく裏切るものばかりであった。キュネゴンド嬢に運よく一命を救われたカンディードは、2人で南米に渡るが、この地でも異端審問の追及が待ち構えていた。ついに、この世の黄金郷エル・ドラドにたどり着くが、無目的に人生を過ごすことのできない主人公は、ヨーロッパに戻り、そこで自らの畑を耕し幸福に暮らす老人を見て、「われわれの庭を耕さねばならない」と悟る。機知と皮肉を利かせた独特の文体で、空疎な形而上(けいじじょう)学を退け、実践的叡知(えいち)を説いた傑作である。
(日本大百科全書(ニッポニカ)の解説)より
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